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妄想を書く
ジャッポンのお仕事
つじつま桃太郎
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おじいさんはまた、うる、としました。
おじいさんはおばぁさんに家に帰る道中の事を話し始めました。 「いつものように帰りよっただけなんじゃ。そしたら途中に小猿がおってな。その小猿はわし今まで見たこと無かったし、小猿が一匹でおるような場所やないしおかしな小猿やなぁ思ってみてたらその猿と来たら桃を食べとったんや。桃を食べとるんは別段おかしなことはないんやけどな。その食べ方が変やってん。なんか、3つほど桃を並べてその並んだ桃が左からA桃B桃C桃やとしたら、A桃のほうから順番にちょっとつまんでは口に入れるんや。その様子はまさにテイスティングなんや。ちょっとつまんで食べる猿ですら不思議やのにちょっと食べた後、若干斜め右上を見て目を閉じながらウーンてな感じで吟味ポーズしよる。ほんま人間みたいやった。なんか、猿芸をやっとんかと思って当たり見回しても誰もおらんし、個人練習やないかな思ってみたんやけどそれやとしたら猿が意思というものを持ちすぎた知能指数の高すぎる猿に俺の中で発展しすぎて恐ろしくなったのでそういう考え方は、心臓に悪いので辞めようとおもって一回落ち着いた。それでもどうしてもその猿の桃テイスティング芸が気になって木陰に隠れてその様子を見てたんやけど、この木陰に隠れてみている俺の様子そのものが今度は気にいらなくなってきた。個人練習を惜しまない猿を木陰で見ている俺はの様子は素振りをする星飛雄馬の姉星明子そのものであり、大体においてああいう立場、アキコリィな立場の人間っていうのは、木陰にしかいないような何というか、日の当たる場所にいない、どこか不幸を背負っている人間のような気が昔からしていて、まさにおれ自身がそうなっては行けないだって男の子だもん、と自分を勇気付けて、ふんっ、と猿に見えるように、猿に対し、俺はお前に見えるようにお前を見ているというポジションまで前進した訳。覗きは辞めました。 それでも、小猿は淡々とテイスティングの手を止めずに、よりテイスティングに磨きがかかって、ややあってから、「いま俺真剣やから話しかけたり、邪魔したらえらい目合わすぞ」みたいな視線で0.3秒程ザンっと睨まれたから、はい、邪魔はしませんただ、このことの成り行きを見届けたいので、ここに座って傍観させてくださいって心の中で言いながら座ってテイスティングを見ていた。 近くで見ているとまた、また新しい大発見があった。C桃がめちゃくちゃ旨いみたいなんや。A桃、B桃、C桃の繰り返し作業は続いてるんやけど、猿の顔の表情がどうもA桃、B桃までは、うーん・・・みたいななんか旨くもまずくもないけどどっちかというとまずい寄り?見たいな表情をするんやけど、C桃食べた後は完全に、ふわぁ、うっまぁ見たいな至福の笑顔みたいな表情をするんや。笑顔って言ってるけど実際は猿の基本の顔からはぶれんのやけどな。 でも、じっと見てたらややこい猿顔も些細な表情の違いが分かるんやなぁなんて思いながら、A桃からC桃への一連の流れがトンカツのケー、ワーイ、ケイ!てなニュアンスに似ているなぁなんて思いながらまぁ見てたらめちゃくちゃC桃が食べたくなってきて、C桃を食べてみることにした。 A桃テイスティング中に、C桃に手を出すタイミングで考えてたんやけど、厳密にいえば、A桃テイスティング後、斜め右上に頭を上げて目をつむっている隙にC桃に手を出そうと試みた。 手出したと思った瞬間、とりあえず色んなもんが飛んできて、もう訳がわからんくて目も開けられんまま逃げ回った。その色んなもんの中にウンコがあったからこんなことになったんや。あぁしんど。でもほんまうまそうやった。その桃が食べられんかったのと、小猿が人間ぽいのと、うんこくさいのといろいろ国際的な感じが泣けてきたなぁと思ったら大泣きしてしもたんや」 おばぁさんは聞くんやなかったと思いました。 PR ![]() ![]() |
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