なくなるまで、尽きるまでつづるブログです。
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妄想を書く
ジャッポンのお仕事
つじつま桃太郎
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おばぁさんは、おじいさんが帰ってくるのがいつも以上に億劫でした。
おじいさんが帰ってくるまで、もう少しばかり時間があるので、この時間を有効利用しなんとしてでもおじいさんからすれば異常な状況、犬がいない事、3,4歳の子供が家にいる事、COMEがネイティブであることをなんとか当たり障りのないように説明したいおばぁさんは頭をふりふり。なるべく色んなストレスをなくし頭をふりふりフリーな状態にしておいてから、作戦を練ることにしました。 しかし、どうしても作戦の思案に集中できないで困っているのは、餓死寸前の子供が横でおばぁさんを死にそうな目で睨みつけるその目が異様に怖かったのです。その目を0.05秒ほどしか見れないでいて、おばぁさんはよそよそしい態度を取ってはみるものの、食事を与えるという約束事を守っていない事を再確認しました。 しかし困ったことに、今から支度や給仕をしてしまうと、作戦を立てる前におじいさんが帰ってきてしまうのが確実で、その時の状況が想像も出来ない状態のままそれを迎えることがどうしても出来ないおばぁさんは、餓死寸前の子供を連れて帰って来たことをとても後悔しました。 でも迷っていても仕方ない。ここはちゃちゃぁとやっつけ料理で済ませようということで、 「あんたほな何が食べたいのん?」 と尋ねた瞬間おばぁさんは、あぁ私の馬鹿。オール馬鹿と心の中で思って半泣きなのは、子供には親切で言った選択権も今となっては余計に邪魔になるもので万が一、「山の山菜が食べたい。食べな死ぬ」なんて言われたあかつきには私はせっかく帰ってきたのに今から山へ出てちょっちょちょと山菜をとって、帰ってきて煮て料理して、食わせておじいさんが帰ってきて判決が下るという状況になるのでこれはもう最悪でした。まぁでもあるもんにしてもらおうとも思うのですが、おばぁさんは子供の目が怖い。あぁこわ、なんやねん餓鬼のくせに。ごめんなさい。手際が悪くてごめんなさい。許して。でも、川に放置しなかったことは褒めて。 「山の桃が食べたい」 おばぁさんはこの言葉を聞いてぼかん。そういえばそうだよね。あ、なんか愚問愚問って感じであの子私を見てる。はい取りに行きますよ。でもすっごい時間かかったって知らないからね。それにこんなに恐怖の視線がある家に私だっておりたないわ。ほんで、桃取りに言ってる間におじいさんが帰ってきてもうくちゃくちゃになってまえ。犬おらんやンケ!ってどなられて死ね小僧。あぁそれがえぇそうしようあぁそれがえぇそうしようって昔のくばばぁ見たいなセリフ言ってしもうたぁ。あぁはずぅ。私はこの時代にたぐいまれなバイリンガル婆なのよ。COMEっておじいさんの前で言ったら、西洋かぶれって怒られるかな。そんなことないわよね。褒められるはずよ。すっごい発音いいじゃん!カムゥ。うわぁ。上手やなぁ。カァムゥ。すごいなぁおばぁさんペラペラやなぁ。まるで、片言のケインコスギがパフェクトゥバディー言ってる見たいやでぇ。 「ほなちょっと言ってくるで寝とき」 といっておばぁさんは山の桃を自分の足で始めて取りにいきました。 PR ![]()
無題
COMEがネイティブであることをなんとか当たり障りのないように説明したいおばぁさんてところ、別に説明せんでもええやんw
オール馬鹿・・・おばぁさんがCOMEをきっかけにどんどん欧米化していってる様がおもろいw ![]() |
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