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ジャッポンのお仕事
つじつま桃太郎
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そうやって、何年間も野生動物と戯れていると、これまで類をみない程賢い野良の子犬におじいさんは出会ったのです。
この子犬、他の動物と同様に餌をやっても、おじいさんの撒き散らす餌に目もくれませんでした。他の動物達は真っ先に餌のほうにもう突進するのですが、この子犬は、かわいい顔を一生懸命、鬼のような顔でおじいさんを睨みつけはしていたが、吼えまではしませんでした。 その子犬がおじいさんの撒く餌を食べ始めたのはその子犬を見かけた日から数えて8日後でした。それでも他の動物達と違うのは、餌に向かってもう突進する前に、おじいさんに向かって駆け出すやいなや、おじいさんの周りを何回もぐるぐるとお礼を言うように回ってから 「ワン!」 と高い声で一回鳴いてから、おじいさんがまだこれから撒こうとしている餌を狙っておっちんして待っているのでした。 これほどかわいい犬は見たことがないおじいさんは、どうにもこうにも帰ってからもおばぁさんの話などそっちのけで、次の日の芝刈りという名の餌やりのことで頭がいっぱいで、今からでももう一度子犬に会いに行こうかなぁ。という気持ちを抑えることが出来たのは、村の用事があるからでもなく、明日の仕事に備え早く寝るわけでもなくて、夜になるといつも行くあの山に人食いオオカミが出るという噂がおじいさんちょっと怖いだけで、おとなしく家にいることが出来たのでした。 次の日の朝、おじいさんはこの子犬を家で飼うことを決意していました。 PR ![]() ![]() |
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