なくなるまで、尽きるまでつづるブログです。
無駄な文章で無駄な時間を過ごし、ほかの時間を有効に使ってください。
カテゴリーよりジャンルを選択しお楽しみください。
妄想を書く
ジャッポンのお仕事
つじつま桃太郎
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
芝刈りを早く終わらせ、子犬を家に持ち帰るためにいつもの場所で一生懸命餌をばら撒き始めるとまたいつものように動物達が集まってきました。しばらくすると子犬がてくてくと他の動物達の餌にむらがる様子とはうらはらに餌ではなくおじいさんの正面におっちんしてまた、おじいさんからの餌を待っていました。
「ほんとに賢い子犬じゃ。むっさかわいい。こんなにかしこい子犬ならヒトと同様に手足を使ていろんな事が出来るんじゃないだろうか。例えば、家で飼ってからでも今晩のおかずの分だけ畑から取ってきてくれたり、隣町の親戚の家に手紙や穫れた野菜のおすそ分けなんかを持って行ってくれるやないやろか」 などと考えながら、手から餌を与えているとその子犬が急に手元の餌を食べるのを辞め、その手に子犬の右前足をちょこんと乗っけたのでした。おじいさんはこの子犬は俺の考えていることを俺の表情やしぐさ、呼吸やオーラなるようなものから察することができ、それをこの子犬は一生懸命、犬の行動範囲内で必死に俺とボディーランゲージを駆使しコミュニケーションをとることができる優れた子犬で、つまりいま俺の手に右前足を乗っけたこの子犬は心の中で俺にむかって、僕はこんな人間とは違う姿見ではござるがヒトと同様、隣町の親戚の家に手紙や穫れた野菜のおすそ分けなんかを持って行くといった行動は問題なく達成できます。ほらこの通り、僕はおじいさんと手と手を取り合っているじゃないですか。なので今日からあなたの家で私を飼ってください、と俺自身の心を悟り、一生懸命話かけているのに違いない。その心の声をこのようなボディーランゲージで表現できるのだとさぶいぼが出るほど感心していましたが、子犬はおじいさんの与えている餌が全然少ないからもっとくれやと餌を強要しているだけでした。 手に抱え込んで、子犬を連れて帰ろうとしましたが、おじいさんは頭の中で、「俺の3歩うしろをついてきなさい」と念じていると子犬はその通り家までついてくるようでしたが、子犬はただ単に、おじいさんが腰に下げている餌袋に穴が開いていてそこから少しずつ餌がこぼれているのをつまみ食いしていただけで付いていくといつの間にかおじいさんの家に到着していて、ぎゅいんと首に紐を巻きつけられ木の幹から身動きが取れなくなり、なんやこのじじぃはと思っていたが、ドンっと3日分はある餌が目の前に出されたのでまぁええかといった具合でしばらくおじいさんと付き合うことを決めました。 その日子犬は、おじいさんとおばあさんの怒鳴り声が一晩中続き眠れませんでした。 PR |
カレンダー
最新コメント
[08/05 ブリトニー]
[08/01 無駄事 雄三]
[08/01 三味之正味者の息子]
[07/29 三味之正味者]
[07/16 無駄事 雄三]
プロフィール
HN:
無駄言 雄三
性別:
男性
カウンター
アクセス解析
ブログ内検索
|