桃太郎７

　しばらくの間おじいさんとおばぁさんの間に冷酷な空気が流れる日々が続きました。




　おばあさんはおじいさんが子犬をおばぁの意見など無視、ごりおしで飼い始めたこと怒りふぬふぬするものが、日が経ってもぬぐいきれずにいました。

　おじいさんは思い立ちました。さすがにおばあさんには悪いことをしたので、なにか、プレゼントなるものをおばあさんに与えそのついでにお詫びをしようと考えたのです。

　そこで思いついたのが、芝刈りの山になっている桃の木の桃をおばあぁんにプレゼントしようと考えました。翌朝からさっそく山へ行ってその桃の木に向かうと、食べごろのおいしそうな桃がむりむりと実をなしていました。

　一つもぎ取ったおじいさんは、おじいさんの生涯で最強のＩＤＥＡ、えー俺はこんなに頭が柔らかくて実年齢とかけ離れて柔軟な若い脳年齢を俺は所有していたのか、アイアムソーヤンガーすごいなー。おぉ俺すご。と気分揚々。そのＩＤＥＡによっておばあさんへのプレゼントにあるサプライズを付け加えることができたのでした。