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妄想を書く
ジャッポンのお仕事
つじつま桃太郎
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おじいさんはひたすら願うばかりでした。
桃流を上回る、おじいさんの新しい作戦も空しい程にアイデアすこんと閃くこともなく、あぁこのままでは、俺とおばぁさんは今まで通りの平行線を辿るのであろうかと思いながらも空しく桃をもぎとれば、桃の実はいよいよ熟々に熟し、つかんだ手形が桃の表面に付いてしまう程、腐ってきたものまであるので、なかなか今日の桃を探すのにも桃の数と桃の老化現象により大変苦労するようになりました。 苦しみながらもようやく今日の桃を見つけ出すことが出来たおじいさんは、解決策のないまま、なんとなくいつも以上に普通に平凡に、神社に行ってお願い事をするその前にお賽銭てな具合で桃を川へ流しました。 すると普通でない事が起こりました。お賽銭を投げるに同時刻に、誰か別の参拝客がお賽銭にスライダーをかけて投げたような事態が起こりました。 川の向こう岸から川へ向かってザブンと飛び込む奴が一人現れました。 おじいさんは桃を投げ、着水した瞬間と向こう岸から飛び込んだ奴の着水のタイミングがほぼ同時であったため、桃が水面で爆発したような情景が浮かんだのもほんのつかの間。おじいさんはその事態に驚き、「うわぁぎゃぁ」と驚くべきタイミングを若干ずれて驚き、でもそれははたから見ればただの老化であって、兎に角、ようやく驚きの雄叫びを普段の発生より2オクターブ高い「ファ#」でしばらくうわぁぎゃぁ発声奇声しました。その一瞬の出来事は目前での刹那であり、気がつけばその水面のザバザ場はあぁ川の流れのとおり川下の方向へ流れて行きました。 その光景は、人は衝撃的で脳みそに焼きつく程に悲しく辛く苦しい様々なあらゆる出来事も記憶から流れるように消え去って行く。その忘れ去るスピードはあのザバザ場が目で追って確認しにくくなっていく感覚と、なんとなくもしかすると似ているのではないだろうか。時間というものは正確なようで曖昧なそんな不思議な気持ちにおじいさんはとらわれていましたがようやくして、おじいさんはやはり若干タイミングは遅れ気味で向こう岸から飛び込んだ奴の正体不明瞭な事やその鬼畜な行動、その奴がなおも怪しいのは、今はもう確認出来ないほど流れていった桃をどうやら追っかけている事に気が付いたのです。 おじいさんは、あれがもしかしておばぁさんが時々に会話の話題に上げる向こう婆ではあるまいかとおもったのはおよそ3秒間だけで、ザバザバの記憶を辿るとそれがおばぁさんと肩を並べる程老化した向こう婆若干よぼよぼが、あんなふうに躍動的なクロウリングバタフライはすまいと判断。 おじいさんは飛び込んだ奴の正体は、相当お腹を空かした乞食も乞食が、最後の力を振り絞って死に物狂いで桃流中の桃を手に入れ、普通より冷えた桃を食べたいなと思いたってとった行動ということで決着を付けて、いつも以上に強く、桃がおばぁさんの元に届きますように、乞食に取られずおばぁさんの元に届きますようににと願いました。 PR ![]() ![]() |
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