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妄想を書く
ジャッポンのお仕事
つじつま桃太郎
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おばぁさんが驚愕、さぶいぼが出たのは食べた桃が激烈にただデリシャスだったのです。
なんとも絶妙な甘さにものどが渇かないさっぱりとした舌触り。さっぱりとしているのでもう一口、もう一口と頬張りたくなる。桃がおいしいと思うに比例して、昼飯のおにぎりがもたれていることに腹立ちながらも桃をはじめはぱくり、終いはじゃぶじゃぶと食べ切り、種を向こう婆に投げつけ「舐めてみ」と一言。向こう婆は「わし桃が嫌いなんや」と一喝。そんなことはかまいもせず、突然に食欲を満たされたおばぁさんは、感激したまま家へ帰りました。感激は忘れようと思っても、舌なめずりをするとよみがえってくるあの桃の甘さがおばぁさんをアロマな世界にいざない、気がつけば子犬の頭を撫でていました。 芝刈りを終えたおじいさんも家の前まで帰ってきました。おじいさんはもうおばぁさんが桃を食ったのかどうかさえ解らないでいるので、ちゃんと食べたかなぁ。食べていなかったらなんだかなぁ。もし手にとって食べていればおばぁさんはわしに桃が流れて食べたストーリーをこの俺に話してくれるかなぁ。食し=会話とはなかなかいかんもんか。この作戦アイデアまでは良かったが、結果が不明瞭な感じに終わる点が失敗だなぁ。はっきりさせるために「桃が流れてきぃひんだ?」と聞いたら俺の仕業なのがばれるばれてもいいか。いやぁ、でも「なんやあんたやったんか」出終わる可能性だってあるし、そこで巻き返すために、俺はただお前に川の流れで桃を冷やしていい具合に届けたいなどと物理的な話をしても天才的なアイデアでも発表のタイミングミスれば、ただの変なことを考える変な旦那、変生涯パートナー。天才でも変、変変で終わってまうのももったいない。ここは先行して桃のことにふれないほうがよいなと、ようやく心に決着をつけガラガラ。おばぁさんにただいまを言いました。 すると、思いのほか、おばぁさんの気分がよろしいこと明瞭。おじぃさんはもらい笑いはよくするけど、もらい微笑みなんておばぁさんの表情を見て出来るなんてこれまであったやろうか、と夫婦は顔面緩みっぱなしのすがすがしい気持ちで夕飯を食べ始めました。 そこには「昨日までごめんね、おまえ」「いえ全然、あなた」「犬飼ってもいいんだねおまえ」「いいに決まってるじゃないあなた。かわいい子犬だわね。うっふん」などはすべて以心伝心。素敵な時間を過ごしました。 ただおじいさんは、どうをしても一つだけ引っかかっていました。 おばぁさんの口から今日の桃の出来事を聞き出せなかったのです。こうなったらこのとてもいい感じに夫婦うふうふ時間が過ぎているのをよいことに、おばぁさんの口元を奪って桃の香りを確認、とも考えましたがこの年齢にして無謀。関係の悪化が疑われたので辞め。そんなことをおもいながらそしてまたIDEAすこんとひらめきました。 明日から毎日桃を1個づつ流してやろう。さすがにおばぁさんでも3日も続けば俺に話してくれるやろう。その時こそあれは僕からの斬新なサプライズプレゼントだよと打ち明けるタイミングだと考えたのでした。 PR |
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